MT5



前回の続きです




DeMarker(デマーカー、Demarker Technical Indicater、DeM)

demarker

デマーカーは、ある期間の最大値と1つ前の期間の最大値の比較に基づいています。
計算方法は以下の通りです。

HIGH(i) > HIGH(i-1)の場合
DeMax(i) = HIGH(i) + HIGH(i-1)
HIGH(i)≦HIGH(i-1)の場合
DeMax = 0

LOW(i) < LOW(i-1)の場合
DeMin(i) = LOW(i-1) - LOW(i)
LOW(i) ≧ LOW(i-1)の場合
DeMin(i) = 0

DMark(i) = SMA(DeMax,N) / (SMA(DeMax,N) + SMA(DeMin,N))

※HIGH(i):現在足の高値、LOW(i):現在足の安値、
 HIGH(i-1):1つ前の足の高値、LOW(i-1):1つ前の足の安値
 SMA:単純移動平均、N:期間


計算式を見てもらえればわかる通り、デマーカーの値は0~1の範囲で変動します。
値が0に近いほど売られ過ぎの傾向にあり、逆に1に近いと買われ過ぎの傾向を示しています。
どちらの傾向がより強いかを見極める分岐点は0.5になるのですが、エントリーポイントを探ったり、よりはっきりとした方向感を確かめたいのならば、その基準値を買われ過ぎを判断するなら0・7もしくは0.8、売られ過ぎを判断するのならば0.3もしくは0.2あたりを目安とするのが一般的です。
デフォルトでは期間は14となっていますが、信頼性のある相場の方向感や過熱感を知りたいのならば、もっと長い期間で設定するのがおすすめです。
エントリーポイントを探す時は逆に短い期間で設定するのがよいでしょう。



















Force Index(勢力指数)

Force Index


勢力指数は増加局面でのブルパワーと減少局面でのベアパワーを測ります。

計算式:FORCE INDEX (i) = VOLUME(i) * (MA(ApPRICE,N,1) - MA(ApPRICE,N,i-1))

※FORCE INDEX(i):現在の勢力指数、VOLUME(i):現在の数量
 MA(ApPRICE,N,i):現在のN期間移動平均、ApPRICE:適応価格
 N:平滑化期間、MA(ApPRICE,N,i-1):1つ前の足のN期間移動平均

他のインディケータと同じように短期間ではエントリーもしくは決済のポイント探し、長期間ではブルとベアの勢力における長期的な変化の追跡というように使用します。
値が0を上回ればブルがマーケットを支配しており(強気相場)、下回ればベアがマーケットを支配している(弱気相場)と考えます。
指数が0以下の範囲で上昇している場合は買いシグナル、
0以上の範囲で下落している時は売りシグナルです。





















MACD(移動平均収束拡散法、Moving Average Convergence/Divergence)

MACD

MACDの算出方法は非常にシンプルです。
式:MACD = EMA(CLOSE,12) - EMA(CLOSE,26)
  SIGNAL = SMA(MACD,9)
26期間と12期間の指数移動平均の差がMACDの値となっています。
また、エントリーや決済のポイント明確に示すために、9期間移動平均のシグナル線が表示されます。MACDは数日間通貨を保有するスイングトレードに用いられることが多く、クロスオーバー、買われ過ぎ/売られ過ぎ、ダイバージェンスといった3つの代表的な手法が存在します。

クロスオーバー
MACDとシグナル線のクロスで売買するシンプルな手法です。
移動平均線のクロスと同様に、MACDがシグナル線を上抜ければ買い、下抜ければ売り注文を出します。

買われ過ぎ/売られ過ぎ
MACDの値が以上に大きくなった時、これはつまり26期間と12期間の移動平均の差が大きく開いていることを示します。MACDが急激な上昇をみせた場合、元の水準に戻る可能性が高い買われ過ぎの状態であると判断して売り注文を出します。レンジ相場ではこちらの手法が有用です。

ダイバージェンス
ダイバージェンスとは価格と指標の逆行現象のことを指します。
この現象は現在のトレンドの勢いがさらに増加していること、あるいはすでに弱まっていることを教えてくれます。
MACDが高値を更新したにも関わらず、実際の価格が前の高値を下回った場合これは上昇ダイバージェンスであり、今後さらに勢いよく価格が上昇する可能性を示しています。
今度は逆に価格が高値を更新したにも関わらず、MACDが下降に転じてしまった場合、これは上昇トレンドの勢いが弱まってきていることを示すダイバージェンスとなります。
ただ、勢いが弱まっているといっても、次の足ですぐにトレンドが終わりを告げ転換するというわけではなく、価格の伸びが緩やかになるだけで上昇トレンドはまだ続くことは十分に考えられます。
ダイバージェンスとはトレンドの転換を教えるサインではなく、トレンドの勢いを表すサインであることをよく念頭に置いておくべきです。
ダイバージェンスの発生をエントリーポイントとするのはいささか早計すぎます。






















Momentum(モメンタム)

Momentum


モメンタムはN期間前の終値と現在足の終値の比で表されます。
MOMENTUM = CLOSE(i) / CLOSE(i - n) * 100

モメンタムは相場の先行指標として利用できます。
相場が天井に触れ上昇トレンドが終わりに近づくとモメンタムは急激に下落することがあります。
先に説明したダイバージェンスと同じ相場と指標の逆行現象ですね。
実際の価格はそこまで大きく下げていないのですが、徐々にモメンタムの後追いをはじめ下降トレンドへと転換し価格が下落していきます。
このようにモメンタムを利用することで、未来のチャートの動きをある程度予測し、決済するタイミングを見計ることができます。



















Moving Average of Oscillator(移動平均オシレーター、OsMA)

OsMA


式:OsMA = MACD - SIGNAL
計算式を見てわかる通りOsMAはMACDとシグナル線の差です。
0ラインを超えるタイミングがMACDとシグナル線のクロスしたタイミングとなります。
0ラインを上抜ければMACDがシグナル線を上抜けたということなので買い、
逆に下抜ければ売りとなります。
MACDとシグナル線のクロスオーバーと乖離の程度をよりシンプルに一目で判断することが可能です。